もの忘れ検診について

  • 2020.05.25

名古屋市では、2020年1月より、もの忘れ検診がはじまりました。

対象は65歳以上の名古屋市民の方(認知症と診断を受けていない方)で、年1回無料です。もの忘れ検診では改訂長谷川式簡易知能評価スケールとDASC-21を用いて総合的に認知機能と生活機能を評価します。当院では、検診を通して認知症の早期発見に努め、また認知症の疑いがないと判定された方にも、認知症予防の注意喚起をクリニックとして提供できるように努めたいと思います。

また、認知症の疑いがあると判定された方も、当クリニックでは精密検査が実施可能です。お気軽にご相談ください(もの忘れ検診・精密検査をご希望の方は、お電話でご予約をお願いします)。

また、長谷川式、DASC-21は「認知症」のスクリーニングとして優れた簡易検査ですが、「認知症の発症前(軽度認知障害)」を評価するには、やや難があるかもしれません(認知症でない方には簡単すぎる)。最近、こういった認知機能検査では健常の範囲でも、「自覚するもの忘れ」をもつ方は、認知症発症のリスクが高いという報告もあります。当クリニックでは、より軽微な認知機能低下をとらえるため、詳細な認知機能検査も行っていますので、ご心配な方はいつでもご相談ください。

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